大正時代の味を再現した大正浪漫珈琲 南部珈琲:第4回牛久シャトー日本遺産フェスタ(6)










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2025年2月22日、牛久シャトー日本遺産フェスタが開催されました。

連載記事の最後にご紹介するのは・・

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この本館で行われた大正浪漫珈琲体験

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本館内への入口。

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「cafe de 南部 大正浪漫店」さんオープンの案内。
通常は非公開の2階大広間で、本日限りの営業です。

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階段を上って2階へ。

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赤い絨毯の大広間が会場。
会場には和服姿の女性もいたりして、大正っぽい雰囲気が盛り上がる。

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立派な調度類やシャトーの貴重な品が置かれていますけど、手を触れてはいけません。

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南部珈琲の方々。⇒Instagram:@nanbucoffee_esc
マスターは和服姿で、大将風、いや大正風なのね。

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ドリンクメニューは大正浪漫珈琲

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大正浪漫珈琲は、大正時代のコーヒーの淹れ方を再現しているって。

どんな淹れ方なのか、じっくり拝見しました。

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沸騰した鍋のお湯にコーヒー豆を入れて一沸し。ボイリング法での抽出です。
コーヒーのいい香りが立ち上がります。

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それをペーパーフィルターで濾す。

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コーヒーを落として、出来上がり。


◆大正浪漫珈琲

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濃くて苦いのかと思ったら、全然違う。
さっくりと甘みもあって、美味しいコーヒーです。

ボイリング法と聞くと、つい、アメリカの西部開拓時代のコーヒーを連想してしまう。
5分程度煮出したコーヒーはずいぶんと濃いものだったはず。

でも、それとは全く違います。
大正時代にはきっとこんな風にコーヒーを淹れていたんでしょうね。
当時はペーパードリップはなかったから、布で濾したでしょうが。

大正時代にはコーヒー愛好家が増えたそうです。
コーヒーの淹れ方は、ヨーロッパで18世紀にボイリング法が確立され、19世紀にドリップ法が発明されたそうなので、大正時代には両方の抽出法が伝わったでしょう。
なお現在も使われる「コーノ式サイフオン」が販売されたのは1925年(大正14年)なので、その普及は昭和になってから。
大阪にある1921年(大正10年)創業の「平岡珈琲店」では、いまもボイリング法でコーヒーを提供しています。⇒YouTube:https://youtu.be/neOqfYx7gKw?si=OHVWKm4nG3ufjmrY
ネルドリップ法での淹れ方は味を安定させるのが難しい。だからボイリング法の方が普及したんじゃないでしょうか。

大正時代に思いを馳せながら美味しいコーヒーをいただきました。
ごちそうさまでした。

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