ランチは天草ちゃんぽん ちゃんぽん入船@熊本県上天草市 熊本・天草旅行(12)
熊本・天草へ家族旅行したときのことを断続的にアップしています。
1日目は熊本城などを観光して美味しい馬肉料理を楽しんで、市内に宿泊。
・熊本城
2日目は天草へ。
その途中で観光地を巡りました。
宇城市の古民家カフェを出て、いよいよ天草へ。
ランチは天草チャンポンを食べることに。
「チャンポン」と言えば長崎。
チャンポンは、長崎市の中華料理店の四海樓が明治中期に提供したのが発祥と言われます。
天草は有明海を挟んで長崎に面している。
そのため、古くにチャンポンが伝わり、現在では天草諸島でチャンポンを提供する店が100軒以上あるとのこと。
それらが天草チャンポンと呼ばれています。
本家の長崎チャンポン、天草チャンポン、そして長崎県雲仙市の小浜チャンポンを合わせて、「日本三大チャンポン」とも言われています。
では、どこで天草チャンポンを食べるか。これが大問題。
第一候補は、四海樓で修業した店主が開いた創業100年超の名店「名月」。
しかし所在地が苓北町なのはいいとして、旅行日の日曜が定休日に当で、行けない。
「名月」さんは、TBS「マツコの知らない世界」の「ちゃんぽんの世界」(2018年2月13日放送)で紹介された。おかげで客が殺到し、ご高齢の二代目ご夫婦が体調をくずして休業してしまった。(テレビは怖い)
数か月後、四海樓で働いていた息子さんが三代目としてお店を復活させた。だから行ってみたかったです。
第二候補は「大空食堂」さん。
古民家カフェ三角西港のマスターにも紹介されたお店なんですけど、ここも日曜が定休日。
第三候補のお店、カフェのマスターも推薦したお店に向かいました。
ただし行き方には要注意。
宇城市三角から天草へは5つの橋が1966年に完成し、天草五橋と呼ばれています。特に二号橋から五号橋の区間は両側に大小の島が浮かび、その風景は天草松島と呼ばれる美しさです。
そんな天草五橋の最初の橋、三角と大矢野島に架かる橋が一号橋(天門橋)です。
ところがその西側に、バイパスの天城橋が2018年に開通し、現在、多くの車はそっちを通っています。
目指すお店は、天城橋ではなく、一号橋を通らないと行けない場所にあります。
一号橋を渡って少し行くと、右側に目指すお店がありました。
「ニュー入船」の看板。
1978年創業の海鮮料理もあるレストランです。
その敷地内にあるのが「ちゃんぽん入船」さん。
「ニュー入船」のチャンポンが人気で、チャンポン専門店を新設したってわけ。
こちらの店長は、本店店主の女性のお孫さんがされています。
どっちに入るか迷いますが、チャンポン食べるなら専門店の方がいいかと思い「ちゃんぽん入船」さんへ。
店内は広く、テーブル席と座敷がたくさんあります。
メニュー表紙には「ニュー入船」と書いてある。
本店「ニュー入船」と同じメニューで営業しているってことです。
表紙の写真の橋は一号橋。
現在は一号橋の隣に天城橋が並んでいて、違った景色になっています。
メニューには「天草入船ちゃんぽん」が並んでいます。
トップは入船ちゃんぽん。次が人気の天草海鮮ちゃんぽん。
ラーメン、皿うどんもある。
定食・セットメニュー。
入船ちゃんぽん定食:ちゃんぽん+ギョーザ、おにぎりor五目めし
ちゃんぽん焼メシ定食:ちゃんぴん+ギョーザ、焼メシ
など。
カミサンととんちゃんは天草入船ちゃんぽん、息子はちゃんぽん焼メシ定食にしました。
◆天草入船ちゃんぽん
底の浅いちゃんぽん皿に入ってます。
白濁した白湯スープに具材がたっぷり、まさにチャンポンのルックス。
スープは塩味で、出汁は鶏ガラと豚骨がベースで昆布やカツオ節が加えてあるみたい。
麺は、やや太めのチャンポン麺。長崎から取り寄せているらしい。
具材はキャベツ、もやし、にんじん、玉ねぎ。
テーブルには薬味が色々。ソースは皿うどん用ですね。
大きな器に入っているのはフライドガーリック。
そのフライドガーリックをかけて、少し味変。
このお店のチャンポンは、長崎のチャンポンと別物じゃなく、長崎ちゃんぽんと同じみたい。
そしてスープも麺も美味しいです。
◆ちゃんぽん焼メシ定食
チャンポンに餃子、焼き飯、酢の物のセット。
餃子はパリッと焼かれた皮が美味しく、ニンニクが入ってない。
焼メシってことだけど、これは炒飯だね。
チャーシューとカマボコが入っていて美味しい。
酢の物は大根と人参のナマスです。
自家製の昆布の佃煮。出汁に使った昆布かな。
ちゃんぽんはもしろん美味しく、餃子もチャーハンも美味しかった。
ランチにチャンポンは正解でしたね。
ごちそうさまでした。
食べログ: ちゃんぽん入船
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