ホテルの本格中国料理が町場にある 中国厨房 広華@北海道倶知安町
9月に家族で札幌に帰省した時のこと。
遅ればせながら墓参りに倶知安町へ。
そして町内にある、以前から気になっていた中華店でランチ。
なんとそこは、超がつく美味しいお店でした。
「中國厨房 広華」さん。⇒Instagram:@kouka0517
「中華」じゃなく「中国」。「中華料理」じゃなく「中国料理」だ!という店主の矜持の現れです。
日本ナイズされた「中華料理」じゃなく、本場中国の料理だという意味で「中国料理」を標榜しているんです。
だから、お店に入る前から期待が高まります。
なお店名の「広華」は広東料理とは無関係。そのことは記事の最後に。
お昼のピークは過ぎた時間ですがまだお客さんが何人もいます。
店内は、2人掛けテーブル席4卓、向かい合わせカウンター6席、小上がりに4人用堀こたつが2卓。
わたしたち家族3人は小上がりの席に座りました。
メニューは一見すると普通っぽい。しかしよく見ると普通じゃない!
麺類のトップは、ラーメンじゃなく、ネギラーメン=ネギ油湯麵です。
平日は麺類に小ライス1杯サービスです。
炒飯も、ただの炒飯はなく、蟹炒飯とチャーシュー炒飯。
ラーメンも炒飯も普通の町中華のメニューとは一線を画しています。
単品料理に鉄鍋入り麻婆豆腐がある。そして黒酢酢豚。
ビールは、生ビールは近年北海道で大流行のクラシックじゃなく、サッポロ生=黒ラベル。しかもサッポロラガー=赤星もある。
青島ビールもあって、もしも車を運転しないなら、大いに飲みたいところです。
メニューは本格中華ここにあり、と語っていて、ワクワクしてきます。
さて、なにをオーダーしようかな。
息子はチャーシュー炒飯、カミサンは五目餡かけラーメン、とんちゃんは鉄鍋入り麻婆豆腐の激辛にライスをセット。
◆チャーシュー炒飯
スープと搾菜つき。
スープは玉子スープ。
溶き卵がたっぷり浮かび、しかも蟹の風味がある。
とんでもなく美味しいスープです。
ベースは間違いなくホテルの中国レストランの味ですよ。
チャーシュー炒飯はパラリ系。
玉子がご飯にしっかり絡まり、本格チャーシューがたっぷり入ってる。
これは文句なしに旨い炒飯。ホテルの炒飯です。
搾菜は塩抜きして、優しく味付けしてある。
◆五目餡かけラーメン
いわゆる広東麺ですが、「広東麺」は日本で生まれた名称で、中国には存在しない。メニューには「什景湯麺」と中国語で書いてあります。
いろんな具材を炒めて餡かけにしている。
そぎ切りした白菜、松かさ切りしたイカ、片栗粉を絡めた肉などを油通しする、手間をかけた様子がうかがわれます。
麺は、中国麺じゃなく、日本の中華麺。中太縮れ麺であんをよく絡める。
餡はオイスター風味の醤油味で、これが旨い。
その下のラーメンのスープがこれまた旨い。
◆鉄鍋入り麻婆豆腐・激辛+ライスセット
マーボー豆腐に、ご飯、スープ、杏仁豆腐のセット。
鉄鍋の中で麻婆豆腐がグツグツと沸騰している。
湯気に交じって唐辛子と花椒の香りが立ち上る。こりゃ、食べる前から旨い!
沸騰が少し納まってから麻婆豆腐をいただく。
から~っ!(≧▽≦)
うんま~っ!(*゚∀゚*)
激辛の名に恥じない辛さ、そして花椒の痺れもしっかり効いている、本格的に麻辣味の麻婆豆腐。
しかも旨味がしっかりある。
こりゃ本格四川の麻婆豆腐だ!
麻婆豆腐はご飯と食べるのが一番うまい。
麻婆豆腐をご飯にオンして。
麻婆豆腐ぶっかけ飯。辛いぞ、旨いぞ!
◆ご飯お替り
ご飯が足りずにお替りです。無料です。
麻婆豆腐を食べ終わってから、玉子スープでヒーリング。おいしい。
杏仁豆腐にはちゃんとクコの実。さすが本格中華。
どの料理もあまりにも美味しかったんで一品追加。
◆広華オリジナル黒酢の酢豚
黒酢餡でからめた酢豚に水菜を添えてある。
豚肉に合わせてある野菜は緑のピーマンと赤・黄のパプリカ、そして玉ねぎのみ。
この酢豚は、鎮江香醋という黒酢を使ったもの。
中国の酢豚は地域によって違っています。
日本でよく見る野菜が色々入った酢豚は広東風の酢豚。パイナップルを使うのも広東風。
上海風の酢豚は、野菜を使わず豚肉だけで黒酢味。
だから「黒酢酢豚」だから上海風酢豚だと思っていました。
でも後で伺ったら北京風酢豚のアレンジだそうです。
一口大の大きな豚肉に甘酸っぱい黒酢あんが絡んで、むちゃくちゃ美味しい。
どの料理も非常に美味しいので、食後に店主ご夫婦とお話。
ご主人はどこで修業されたのかお聞きしたら、なんと地元ですって。
しかし地元とはいえ、ニセコ東山プリンスホテル(現ヒルトンニセコビレッジ)とホテル日航アンヌプリ(現ニセコノーザンリゾート・アンヌプリ)のレストランの中華部門だそうです。
だからホテルの本格中華の味なんです。
ご主人は四川料理をベースに北京料理と広東料理を修業されたそうです。
だから麻婆豆腐がしっかり四川流の麻辣味だったんですね。
酢豚は上海風かと思ったら、上海料理は修業していなく、北京風酢豚のアレンジなんですって。
店名の「広華」は広東料理に因んだものかお聞きしたら、そうじゃなく、二人の娘さんのお名前でって。(^0^)
ホテルの中華レストランにある本格中華の味が、街中の普通のお店でいただけるなんて、なんてありがたいことでしょう。
お高いホテルに行かずとも、ここで本格料理を味わえますよ!
倶知安町民の方々、そして旅行客の方々、ご注目あれ!
帰り際に奥様から、ぜひ夜に来てほしいとお誘いされました。
夜に来たいのは山々なれど、倶知安に泊まらないと来れないの。(涙)
でもまた必ず来たいと思います。
ごちそうさまでした。
食べログ: 広華
この記事へのコメント