南インドの定食、本格ミールスがある貴重店 Curry&Spice payokai@北海道札幌市
11月に札幌に行ったときのこと。
スリランカのカレー定食=ダルバートを2店でいただいた。
少し方向を変えて、南インドのカレー定食=ミールスがあるお店へ。
交差点の角地にある、リノベーションした2階建ての大きな一軒家。
右側の木製壁部分と2階はゲストハウス「WAYA」さん。⇒Instagram:@waya_guesthouse_bar
建物左のクリーム色部分が目指すお店。
ターバンにヒゲを生やした、典型的なインド人の絵が描かれた小さな看板。
2019年1月、隣の「WAYA」さんの1階にオープンし、2020年10月、ここに移転されました。
店名の「payokay」(パヨカイ)。
南インドの言葉かと思ったら、アイヌ語の「歩く、旅をする」という意味。
旅が好きで世界中を周った店主が、北海道にしっかりと足をつけて、その土地で愛されるお店づくりを目指して、アイヌ語にしたそうです。
旅が好きで世界中を周った店主が、北海道にしっかりと足をつけて、その土地で愛されるお店づくりを目指して、アイヌ語にしたそうです。
お店の無料駐車場は満車だったので、有料駐車場へ車を停めてお店へ。
南インドは、人種的にも、言語、文化にも、そして食文化でも独特の地域です。
インド人の75%はインド・アーリア系で、彼らは紀元前1000年ころにヨーロッパから移動して来たアーリア人がルーツです。しかし南インドには、インド人の20%を占めるトラヴィダ人が住んでいる。彼らのルーツはインダス文明(紀元前2600年~紀元前1800年)を開化させた人たちです。南インドの主要言語はドラヴィダ語族に属するタミル語、テルグ語、カンナダ語、マラヤーラム語で、それぞれタミル・ナードゥ州、アーンドラ・プラデーシュ州・テランガーナ州、カルナータカ州、ケーララ州の公用語になっています。
ドアの上にある看板はテルグ語で「కర్రీ స్పైస్ పయోకే」(カリースパイス・パヨカイ)と書いてある。
下段の「టోయోహిర」は「トヨヒラ」(豊平)で、住所。
大きな窓に英語で「SOUTH INDIAN CURRY VEG & NON-VEG」(南インドカレー ベジ&ノンベジ)。
その両脇にはマラヤーラム語(ケララ州の公用語)で「ഭക്ഷണം തയ്യാർ」(料理の準備ができました)と書いてあります。
窓の上の壁にある3つの青い看板は、インドの噛みたばこ、N.V.K.M & SONS社製「ROJA」のビンテージ看板。
3枚の看板は言語が違っていて、左からカンナダ語(カルナータカ州の公用語)、テルグ語(アーンドラ・プラデーシュ州の公用語)、タミル語(タミル・ナードゥ州の公用語)で書かれている。
南インドの4つの主要言語、テルグ語、マラヤーラム語、カンナダ語、タミル語が使われているってわけです。すばらしい!
そんな南インドをまとったお店に入店しましょう。
店内は木の柱に漆喰壁、木製のテーブル・椅子で落ち着いた雰囲気。BGMはビートルズなどが流れている。
店内にも店名が書かれた看板があります。
蛇の精霊・ナーガの上に立つヒンドゥー教の神・ヴィシュヌ。
下にはテルグ語で「ありがとう」と書いてあるようです。
メニューの説明がある。
食事メニューは、南インド・カレー定食のミールスのみ。
1.基本はベジミールス。
内容は、菜食カレー3種(サンバル、ダル、ラッサム)と副菜6種(ライタ、ポリヤル、ココナッツチャトニなど)とライス、パパド。
2.黒板に肉カレーなどのオプションがある。
3.ライスの量は、ハーフ(100g)、小(150g)、中(200g)、大(300g)は+100円。
4.水、おしぼりはセルフ。会計は食後。
5.ミールスの説明書きは席にある。
オプションメニュー。
ケララシチュー:南インドのチキンカレー
ローストココナッツキーマ:南インドのキーマカレー
ココナッツチャトニ大盛、ライタ大盛、パクチー大盛、アチャール大盛
ドリンクはマサラチャイやラッシー。
今回は肉は追加せずに、ベジミールスにします。
ココナッツチャトニ大盛を追加。
セルフの水をいただいて、席で待ちます。
お水のグラスは、インド式にステンレス製です。
◆ベジミールス
ターリー(大皿)にライスを中心にカレー類がならんでいます。
席にある説明書きに各料理の説明が書いてあります。
お皿の料理を順番に説明しましょう。左下から時計回りに。
1.インドの副菜。今日はジャガイモ。
マッシュポテトみたいなもので、ポテトマサラかな。
2.インドの副菜。これはニンジン。
炒めもの、ポリヤルですね。
3.アチャール。ピクルス(漬物)です。
何で作っているのか忘れました。
4.ココナッツチャトニ。ココナッツと野菜のペーストで甘い。
これは増量してもらいました。
5.ダル。豆カレーです。
6.サンバル。南インドを代表する豆と野菜の煮込みカレー。
タマリンドが入って酸っぱ辛い。
7.ラッサム。トマトとペッパーの酸っぱ辛いカレー。
8.ライタ。ヨーグルトサラダ。
9.パパド。豆粉せんべい。
このままパリパリと食べてもいいし、砕いてカレーライスに混ぜてもいい。
そして中央に10.ライス。
ライスはインド米のバスマティと北海道産ななつぼしのブレンド。
その上に11.ギー&ホディがかけてある。
ギーは澄ましバターで、バターの香りが立ち上がる。ホディは、豆とスパイスのふりかけ。
テーブルに置かれた、「インド人直伝、ミールスの食べ方」を読んで実践しましょう。
①カトリー(カレーの小皿)を大皿から取り出す。
②空いたスペースにライスを広げ、パパドを砕き散らす。
③まずはそれぞれの味を楽しむ。
④少しずつカレーや副菜を掛け合わせて食べる。
⑤思うがままにミールスを楽しむ。
⑥Enjoy your meals!
①カトリー(カレーの小皿)を大皿から取り出す。
②空いたスペースにライスを広げ、パパドを砕き散らす。
③まずはそれぞれの味を楽しむ。
④少しずつカレーや副菜を掛け合わせて食べる。
⑤思うがままにミールスを楽しむ。
⑥Enjoy your meals!
カレーや副菜を混ぜて食べる、っていうところがポイントですね。
ライスを崩してからいただきます。
ギーがかかったライスの部分がとっても美味しい。
まずはそれぞれの料理を味わう。
そしてライスにサンバルをかけて混ぜ合わせ、それにほかの料理を混ぜていくのがいいですね。
いつものように、手食でいただきました。
そしたら店主さんが「東京から来られたんですか?」と話しかけてくれました。
手食する人はほぼ東京から来た人で、札幌には手食する人はほとんどいないそうです。
食べ終わるころに水が店主さんがフィンガーボウルを持ってきてくれました。
これでカレーまみれの指を洗います。でもやっぱりトイレに行って石鹸で手を洗いました。
◆マサラチャイ
食後にマサラチャイをいただきました。スパイスが効いて美味しい。
ここは本格的な南インドのミールスがある貴重なお店です。
ミールスについてはぜんぜん不勉強だな、と反省もしました。
ごちそうさまでした。
食べログ: Curry&Spice payokay
この記事へのコメント